部活のランニングコース、いつもは教養部から南へ向けて走っていた。しかしいつもおなじだと飽きがくると思われたのか、ときどき北へ向かって走ることもあった。北には大濠公園がある。
国体道路をわたる。こんなところも国体道路というとは知らなかった。
大濠公園だ。平日の昼間だというのに、何人もの人々が走っている。
50年ちかく経って、ふたたびこの地に出入りするようになるとは思わなかった。
芝生広場。木々は紅葉して芝生は枯れ、秋~冬の粧いである。コローの『モルトフォンテーヌの想い出』を思い浮かべてしまう。
植物園に行くならやはりマンサクが咲く春先~バラが咲く春である。次々に新しい花が芽吹いて、春がやってきた~と思えるから。
その後、ゾウがやってきたとか、数回脱走したとかいうニュースが流れた。気になっていたが、なかなか来ることができなかった。ようやく来ることができた。
当初の設計では、ゾウの檻はオープンなものが計画されていたようだ。しかしゾウの知恵もあなどれない。何度か脱走事件が続いたので、いまでは鎖やなにやで非常に閉鎖的な檻になってしまっている。残念。
講師は厳しい環境にいる子どもたちや母たちを支援するNPO法人の代表者。法人は児童育成支援拠点事業、子育て訪問家事支援、女性シェルター一時保護委託、児童相談所一時保護委託などの事業を受託している。
これら事業の受託を通じて、シングルマザーの就労・自立、住居の支援、産前産後のこももティエ宿直、特定妊婦の就労・生活サポート、不登校の学習・就労支援、母子支援施設内就労などの実績がある。
われわれ弁護士も、少年事件、若年者の刑事事件、自己破産、離婚、子どもの面会交流、親権喪失の申立てなどの事件への取組みを通じて、厳しい状況にある母子に接し、支援することはある。
またテレビや新聞というメディアを通じて、望まぬ妊娠をしてしまった母が予期せぬ場所で出産したり、出産したばかりの子を遺棄したり、子どもたちがSNSを通じて性的被害にあったり、警固界隈といわれる場所で性被害や薬物中毒におぼれているなどという情報に断片的に接することもある。
今般の研修ではそうした個別の・島状のケースの背後に広がる面的な・地域的な情況を学習することができた。
ひと言でいうと、困難な情況にある子どもたち、母子たちが例外的存在ではなく、もはや例外的存在といえぬボリュームで存在しているという実態である。
大きな潮流となって押し寄せる情勢に対し、かなわぬまでも抗わなければならないと思われた。
またこうした理解が深まったことにより、今後の弁護士活動をおこなううえで、より充実した理解にもとづく子どもたちや母子の支援ができるようになるだろう。
勝本港から15分で少弐公園。ここは元寇「弘安の役」の古戦場である。1281年(弘安4年)、4万もの蒙古軍が対馬、次いで壱岐に攻め込んできた。