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2012年4月18日水曜日

トチノキの花 by.山歩きの好きな福岡の弁護士



 そろそろかなぁと思っていたら
 ことしもまた咲いてくれました。

 福岡地方裁判所へ向かう途中,西鉄の福岡駅をおり
 新天町を抜けると,その木は立っています。

 トチノキ(栃、橡の木)
 のベニバナ(紅花)です。

 落葉広葉樹なので,日光を
 冬は葉を落として通し,夏は葉を茂らせて遮ります。

 葉は大きく、葉柄が長く、その先に卵形の小葉を
 5~7枚を掌のようにつけています。

 その葉の間から穂状の花序が立ち上がっています。
 いまはすこしですが、そのうちにぎやかになるでしょう。

 天神のまんなかに
 こんなちょっと古代的な世界があることに感動します。

 お仲間のセイヨウトチノキは
 フランス語の「マロニエ」。

 いまからの季節,ヨーロッパに行くと
 あちこちで目を楽しませてくれます。

 花言葉は博愛・贅沢
 じつに贅沢な景観です。

             ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳

2011年6月9日木曜日

 芭蕉句碑ー宝満山の石碑



 宝満山を竈戸神社側から登り、7合目(「閼伽の井」「西院谷」)を過ぎ
 しばらくいくと、右上に、石碑があります。

 中宮跡まで行ってしまうと、見過ごしたことになります。
 戻るか帰りに見るか、思案のしどころでしょう。

 石碑には芭蕉の句

   世の人の みつけぬ花や 軒の栗

 「奥の細道」のなかの句です。
 芭蕉一行は白河の関を越え、福島県須賀川の宿

  この宿のかたはらに、大きなる栗の木陰を頼みて、世をいとふ僧あり。
  橡拾ふ深山もかくやと閑かにおぼえられて、ものに書き付けはべる、

  その詞、
 
   栗という文字は、西の木と書きて、西方浄土に便りありと、
   行基菩薩の一生 杖にも柱にもこの木を用ゐたまふとかや。

   世の人の みつけぬ花や 軒の栗

 というくだり。
 なぜ、この句が宝満山のこの場所に?

 不明ですが、宝満山がそのころ修験道の山であり
 精神的・気分的に芭蕉の句と相通じあうものがあったからでしょうか。

 なお「橡(トチ)拾ふ深山」は
 西行法師のつぎの歌より。

   山深み 岩にしただる 水溜めむ
          
           かつがつ落つる 橡拾ふほど

 これには閑かさだけでなく、橡(トチ)と栗の実の連想によるところも
 ありましょうか。