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2013年4月1日月曜日

ガソリン生活






『ガソリン生活』(朝日新聞出版)
伊坂幸太郎さんの新作。

望月家の自家用車である緑のデミオが
いわゆる狂言回し。

「狂言回し」って
わかります?


修習生がいれば
ききたいところ。

でも3月いっぱいで
異動していっちゃったので訊けません。


先日も若い弁護士たちと
「どうきん」をめぐって一騒動。

そこに「にゅうきん」と勘違いするやからもいて
大騒動になりました。

「同衾」。
知っていますか?


さて,「狂言回し」は
物語の進行役のことです。

『シャーロック・ホームズ』でいえば
ワトソンくん。

『ビブリア古書堂の事件手帖』でいえば
五浦大輔くん(テレビではAKIRAさん)。

ドラえもんでいえば
のびたくん,みたいな。

主人公が自作自演してもいいようなもんですが
鼻についたり,読者がしんどかったりします。

そこで主人公とは別に
物語の進行役がいたほうが楽です。

講演会や集会などでも
講演者とは別に司会・進行役がいますよね。


お笑いの世界でも
ピンとコンビがあります。

ピンは全部じぶんでやらなければならないので
ややしんどい。

この点,コンビのばあいは
片方が進行役をやればいいので,みていて安心。

ふつうはボケのほうがメインの芸で
つっこみ役のほうが進行役ですね。


さて『ガソリン生活』は
自動車が狂言回しというところが進機軸。

これがなかなか
いいですね。

自動車どうしの会話で
主人公たちが知らない事実を知ったり。

主人公たちが車外で会話したために
重要な事実を自動車=読者が知り得なかったり。

われわれ読者を最後まで飽きさせないで
ぐいぐいひっぱっていくための狂言回しとして最適です。

自動車どうしの会話もおとぼけがきいていて
楽しい。

ご一読を
どうぞ。


写真は
ハナズオウ(花蘇芳)。

柳川は
旧戸島家住宅にて。

花言葉は
高貴,質素,豊かな生涯。

ユダがこの木で首を吊ったという伝説から
ユダの木とも呼ばれ,それに関係する花言葉もあります。


2012年4月17日火曜日

ハナズオウ by.山歩きの好きな福岡の弁護士



ハナズオウ(花蘇芳)
ジャケツイバラまたはマメの仲間の落葉低木。

 高さは2~3m
 早春に枝に花芽を多数つけ、葉に先立って開花。

 花には花柄がなく
 枝から直接に花がついています。

 朝,通勤しているとき,右視野に紅紫の映像
 と思ったら,ハナズオウでした。

 名前の由来は
 スオウ(蘇芳)で染めた色に似ているため。

 といっても,スオウを知る人も少ないですよね。 
 スオウ(蘇芳)は、やはりマメの仲間の小高木。

 心材や莢からは赤色の染料がとれ
 その色は蘇芳色と呼ばれます。

 きょう4月18日の誕生花
 ちなみにきょうは,発明の日,よい歯の日。

 前者は現在の特許法にあたる「専売特許条例」が
 1885年(明治18年)4月18日に公布されたため。

 後者は418=ヨイハの
 語呂合わせでしょうね。

 花言葉は,「高貴」「質素」「豊かな生涯」「目覚め」
 などはよい意味。

 他方,「不信仰」「裏切り」「疑惑」など
 正反対のわるい意味もあります。

 よい意味は,高貴,質素,豊か,早春の開花
 など,花姿に由来するものでしょうか。

 わるい意味は,キリストを裏切った弟子・ユダが
 この木で首をつったという伝説に由来するものです。

 西洋種は
 ずばり「ユダ・ツリー」と呼ばれます。

 裏切り者の死に場所に選ばれたことを屈辱として
 紅紫色の花になってしまったとか。

 花木を死に場所に選ぶといえば
 西行(佐藤義清)ですね。

   願わくは 花の下にて 春死なん
          そのきさらぎの 望月のころ

 藤木直人が西行を演じる平清盛
 なかなか評判がよい方へ向かわないようで。心配です。

         ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳