2018年4月26日木曜日
カタクリ,ヤマシャクをたずねて(2)
カタクリ,ヤマシャクヤクを訪ねての旅,2日目です。
ヤマシャクヤクは,十種が峰の谷筋に咲いています。
むずかしいですが,十種はとくさと読みます。
十種ヶ峰は,JR徳佐駅のちかくにあります。
新山口から津和野にむかう途中,津和野のすこし手前の駅です。
鉄道の旅も悪くないのですが,寂地峡から新岩国,新岩国から新山口,新山口から徳佐への移動がたいへん。なので,去年から車で中国山地をつっきる方法によっています。
途中,のどかな田園風景がひろがります。田の畦に,シバザクラが植えられているのが珍しく見事です。
十種が峰の登山口は,神角(こうづの)といいます。山の西側にあります。そこから,ヤマシャクヤクが群生する谷を登り詰め,山頂から周回するルートになっています。
登山口の駐車場では地元の人たちが総出で出むかえてくれ,つけもの類やアンコ餅などを売っています。普通,登山口では山に登れるかどうか緊張するものですが,行楽気分全開です。
他のパーティを抜いたり,抜かれたりします。家族連れもいます。
谷あいに入っていくと,キツツキが樹を叩いていました。子どもたちが大はしゃぎしていました。
ヤマシャクヤクが群生する谷は,急登でガレています。なんでこんなところにと思いますが,このような厳しい環境であるからこそ,ヤマシャクヤクが他の植物と競合せずに群生できるのでしょう。
もうほんとうに一目で百株が目に入るくらい群生しています。酔いそうです。
ここ5年ほど毎年訪れています。いちどは訪れる価値があります。みなさまもいかが?
2018年4月25日水曜日
カタクリ,ヤマシャクヤクをたずねて
先日,カタクリ,ヤマシャクヤクをたずねて山歩きしてきました。
カタクリは寂地山,ヤマシャクヤクは十種が峰という山で,いずれも山口県の山です。
寂地山は,岩国から錦川を北上します。錦川は非常に美しい川で,鉄道の旅も,車窓の風景がとても美しく心なごみます。が,今回は車で移動しました。車窓からは,八重桜,ツツジ,ヤマフジなどがところどころ見えました。
麓は寂地峡と呼ばれ,美しい滝がいくつもある峡谷になっています。上部は細くなり,ちょっとスリルがあります。
峡谷の上部でトンネルを抜けると,そこは新緑の谷になっています。これまた美しい。形容詞が美しいばかりですみません。ほんとうに美しいのです。
落葉広葉樹が新緑をつける谷を遡上します。途中,ヤマエンゴサク,ネコノメソウなどがあちこち咲いています。
ヤマエンゴサクは,スプリングエフェメラルです。カタクリもそうです。スプリングエフェメラルとは,春の妖精という意味です。春,落葉広葉樹が葉を繁らせて日光をさえぎる前のわずかな期間に花を咲かせ,次代に生をつなぐ植物たちです。わずかな期間に花を咲かせる生き方のせいか,可憐な植物たちです。
ヤマザクラも盛りはすぎていますが,ときどきはらりはらりと登山道に花びらが舞い落ちてきます。どこだろうと仰ぎ見ると,うすみどりの新緑のなかに茶系の樹が目をひきます。
沢をつめると,尾根筋まで急坂を登ります。尾根筋に出ると,山頂まで2~3キロメートルの長さにわたり,カタクリがえんえんと咲いています。まるで天国の花園のようです。
カタクリの花は鳥が翼をひろげたような形をしています。いつもこうではなく,昼間,晴の日だけです。
去年より1週間はやく訪ねたので,ちょっとはやいかなと心配していました。しかし,ことしはよい天気がつづいているせいか,ばっちりでした。もうほんとうに心から癒されました。
温泉で疲れを癒し,ご馳走をいただきました。宿は錦パレスというところ,なんだか変わったつくりです。
みなさまも一度いかがでしょう?
(つづく)
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