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2021年11月3日水曜日

「壬」?


 きのう、テレビで「学校に行こう」やってたね、昔みていた、解散だからかな、V6もみな立派なおじさんになったなどと事務局と雑談をしていた。 

すると、隣席の弁護士が訊いてきた。「壬」って、なんと読む?壬生義士伝の壬だから、「み」だろ。

きょとんとしているので、壬生菜、壬生野菜の「み」だろといってみる。なおきょとんとしている。京都で学生生活をおくったことがあるのだから、京都の壬生は知っているだろう?ぼんやりとわかったような顔をする?

壬生義士は、新選組の前身こと。新選組が京都にきた際、壬生に屯所があったため。浅田次郎の小説に、吉村貫一郎(盛岡藩脱藩)を主人公にした『壬生義士伝』がある。映画は中井貴一主演。南部訛りが似合う役だった。

司馬遼太郎の小説は『燃えよ剣』。ちょうどいま、映画でやっているところ。「あの人」が主演。土方歳三役。

「あの人」、だれだっけ、黒田官兵衛やってた人。V6の。岡田准一くんでしょ。そうそう。衆知を集めて、ようやく正解にたどりつく。さいきんのパターンだ。

せっかくの映画だから観てきたら、と勧めた。人に勧めた以上は、自分も観ておかないとと思い、観てきた。

う~ん。岡田くんはかっこいいし、原作に忠実な仕上がりだとだけ言っておこう。剣と剣ががきん、がきんとぶつかると、金色の火の粉が飛び散る映像効果がおもしろかった。

2011年10月13日木曜日

 蒼穹の昴



 弁護士になってから数件
 日本人男性と中国人女性の離婚事件を手がけました。

 最初のころは中国がいまだ発展途上国みたいな情況で
 離婚後の中国人女性の立場は非常に弱いという感じでした。

 最近は中国の経済的発展もめざましく
 離婚をめぐる情況も変わりました。

 離婚して中国に帰ることになっても
 それほど困らないのではないかという感じなのです。

 われわれの仕事も時代の情況とともに
 変化するなぁと感じた次第です。

 そんななか、ある人の薦めで
 浅田次郎さんの「蒼穹の昴1~4」(講談社文庫)を読みました。

 中国清朝末期、戊戌(ぼじゅつ)の政変がバックグラウンドに
 若者たちの生きざまと友情を描いています。

 戊戌の政変は1898年、西太后が、栄禄、袁世凱らとともに
 武力をもって戊戌の変法(改革)を挫折させた、反変法のクーデター。

 日本でいうと安政の大獄あたりに当たるものでしょうか
 新しい体制をめざす改革勢力を旧勢力が弾圧した事件です。

 私たちが子どものころ、義和団事件(1900年)を背景とした
 「北京の55日」という映画がありました。
 
 少し時代はくだりますが南京事件(1927年)を背景とした
 「砲艦サンパブロ」という映画もありました。

 いずれもアメリカの上から目線で描いたもので
 いたいけな僕らはそのような中国観を形成させられたものでした。

 その後、坂本龍一さんの音楽も記憶にのこる「ラストエンペラー」を経て
 「蒼穹の昴」。

 そこで描かれる若者群像は、日本の維新前夜のおける若者らの活動
 となんら変わりありません。

 あたりまえというべきか
 「壬生義士伝」における浅田節とおなじ心情なのです。

 広大な蒼穹のなか、昴に導かれ、あるいは、昴をめざす心意気に
 国、人種、時代の違いはないんですね。