仙台空港からは仙台空港線で仙台駅へ。仙台駅からは仙山線(せんざんせん。仙台の仙と山形の山で)で山形へ。
宮城と山形の県境は奥羽山脈を越えなければならない。途中から車窓は美しい雪景色となる。
山形に入ったところに山寺駅がある。おくのほそ道で芭蕉が参詣した立石寺(りっしゃくじ)がある。芭蕉好きの筆者としては是非とも下車せざるをえない。
はや駅のホームから寺が見えている。
山形領に立石寺といふ山寺あり。慈覚大師の開基にして、殊に静閑の地なり。一見すべきよし、人々の勧むるによりて、尾花沢よりとって返し、その間七里ばかりなり。日いまだ暮れず。麓の坊に宿借り置きて、山上の堂に登る。岩に巌を重ねて山とし、松柏年旧り、土石老いて苔滑らかに、岩上の院々扉を閉ぢて物の音聞こえず。岸を巡り、岩を這ひて、仏閣を拝し、佳景寂寞として心澄みゆくのみおぼゆ。
閑かさや岩にしみ入る蝉の声
さいしょの階段を登ると根本中堂がある。滑ると危険なのできれいに除雪されている。
芭蕉像。曽良像と対になっている。立像が多いが、ここでは岩に腰掛けている。
山門。登山口である。いよいよここから本格的な登りがはじまる。階段は1015段あるらしい。
せみ塚。蝉の声は聞こえない。音は雪にしみ入り、閑か。
彌陀洞(みだどう)。凝灰岩が風化して阿弥陀如来の姿となったという(下の写真)。写真ではわかりにくいが、高さは4.8メートルと大きい。阿弥陀如来といわれると?だが、仏に見えると幸せが訪れるらしい。
仁王門。
駅からみえていた五大堂(左端)。「山上の堂」「岩上の院々」。
五代堂からの雪景色。奥羽山脈が美しい。蔵王はこの奥。手前には山寺駅や「麓の坊の宿」がみえている。
まさしく、佳景寂寞として心澄みゆくのみおぼゆ。あすからの雪山登山へむけて心は整った。
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