2026年3月17日火曜日

東北南部雪山遠征(5)蔵王②

 

 地蔵岳から蔵王の最高峰である熊野岳をめざす。蔵王(権現)だとか、熊野だとか、修験道の聖地だったことをうかがわせる地名である。ちなみに、蔵王は連峰の名であり、蔵王山という山はない。


 もとは標識だと思う。エビの尻尾がついて、樹氷になっている。


 山頂部から樹氷樹林帯を見下ろすと、ムーミン谷のニョロニョロたちのようだ。


 雪面にも、エビの尻尾がついて、面白いデザインになっている。


 ここは夏はなんだったろうか。なにかの構造物に氷が付着したようだ。


 熊野岳山頂。1841m。蔵王の最高峰。西に朝日連峰がみえている。


 蔵王山神社。西洋人が右をむいた顔に見える。


 中央、馬の背ごしに刈田岳。馬の背の左下に蔵王のシンボル御釜(おかま)がある。つぎは御釜をめざそう。



 途中、風の造形であるシュカブラが美しい。きょうは凪いでいるが、普段は風が猛烈に吹くのだろう。


 左手の湖面が御釜。火口湖である。名前のとおり、熊野岳や刈田岳に囲まれて御釜状の地形である。夏はエメラルドグリーンの湖面であるが、いまは雪と氷に覆われている。

 御釜は、小説『キャプテンサンダーボルト』(阿部和重・伊坂幸太郎著)で、クライマックスの舞台となっている。

 冬の蔵王でこんなに天気がよいのは奇跡というしかない。やはり日ごろのおこない・・(以下、自粛)。

 蔵王は古くは不忘山(わすれずのやま)と呼ばれた。清少納言の『枕草子』第13段「山は・・」に「わすれずのやま」として紹介されている。いかならんとをかしけれ。たしかに、忘れられない山である。

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